イタリア人の食卓に欠かせないものの一つにオリーブオイルがあります。
イタリアに来たばかりのころは、スーパーに行くとオリーブオイルの種類が多くて驚いたものです。
イタリア人も長寿の国と言われていますが、その理由の一つにはオリーブオイルの存在もあるのかもしれません。
基本的にイタリア人はサラダにドレッシングはかけずに、オリーブオイル、塩、バルサミコ酢かシンプルな酢だけで食べる場合が多いです。
その方が素材の本来の味を楽しめ、さらにオリーブオイルの風味も味わえるからなのでしょう。
しかし、どんなオリーブオイルでもよいというわけではありません。
以前、知り合いのイタリア人に
「少し高くても上質のエクストラバージンオリーブオイルを選びなさい。」
と言われたことがあります。
エクストラバージンオイルとは、オリーブの実をしぼっただけの、香りや成分の基準を満たした一部のオイルのことを言います。
そのエクストラバージンオイルも種類は様々で価格もお買い得なものから高価なものまで。
オリーブの実を絞っただけなので、オリーブの成分をしっかりと体に取り込めるということなのです。
オリーブオイルの効能は様々ありますが、中でも特筆すべきは抗酸化作用。
体や肌は酸化によって老化してしまいます。
オリーブオイルを毎日取り入れることでその酸化を防ぎ、老化予防にもつながるということなのです。
オイルは日々の食生活で取り入れるものなので、体を作る大きな要素になります。
良質なオイルを取り入れたいですね。